2017年11月06日

外国人に口コミで人気の観光地

 朝のNHKのニュース枠で、口コミで外国人の人気を集めている観光地を紹介していた。私もかつて、外国観光客の誘致キャンペーンを手掛けたことがある。重点地域を定めて、マーケティング戦略を練り上げたが、メディア費用がかさみがちである。マスメディアを使用したキャンペーンは、周知のうえでは効果があるが、費用対効果を考えなければならない。
 ネットが普及している環境下、SNS等の活用が可能である。ここでは、従来の口コミと違って、地理上の近接性にない対象、密接な対人関係を伴わない相手に対しても広がっていく可能性を持つ。ネットでは検索性を有するので、似たような興味関心を有する層が情報を探索して接触してくれる。情報の拡大に大きな可能性を有する。*1
 ただ、外国人といっても国によって、興味、嗜好は大きく異なる。日本の近代的な設備、技術に興味を持つ層がある一方、伝統的な家屋、風土、料理に関心を示す人々もいる。一番いいのは、観光されている方に実地で、インタビューやアンケートを実施できるといいが、それが難しい場合は、観光マーケティングの専門家などにヒアリングして、効果的なコンテンツを探っていくことが有効である。

*1 杉山陽子「インターネットの口コミの有効性:製品の評価における非言語的手掛かりの効果」上智経済論集,54(1・2),47-58,2009-03がわかりやすく、実務家にも参考になる。
posted by 林 秀一 at 23:09| マーケティング | 更新情報をチェックする

2017年11月05日

会場のお寺を間違うまさかのミス

 明日から御所市勤務。昼少し前に京都着。少し早目に京都に来たのは、今回は、滞在期間が長いため(14日まで)、通勤やホテル滞在時に読む本を京都で探すという目的があったのである。
 
今日は、知恩寺境内で野外古本市が開催される。自分は初参加であるが、かなり規模が大きいらしい。駅からバスで向かうことにする。到着する直前、手帳で再度、目的地を確認。すると「知恩寺」と書いてある。知恩院と書き間違えたのか。でも知恩院は、以前も訪れたことがあり、名称を間違えたとは考えづらい。院と書くところを反射的に寺と書き間違えたのかな。いやな気がするが、バスはもう到着するところ。仮に間違えたとしても、似た名称なのだから、親戚みたいなもので、おそらく隣か、極めて近い位置にあるのではないかと勝手に推測して降りる。知恩院の敷地は広大。境内の売店の方に「古本市はどこでやっていますか?」と聞くと、「それ、知恩寺だと思いますよ。さっきも同じことを尋ねてきた人がいたから」と言う。やはり間違えていたのかと、少し動揺。

「知恩寺は近いですか?」

「歩いていくには、少し遠いかな。バスで行った方がいいですよ」

と言われ、さらにショック。

 だが、ここまで来て、「そう、では失礼」とUターンするのは、売店の方にも失礼な気がしたし、せっかくなので知恩院も見学させていただくかと考え直す。期間限定の施設見学もあり、大変充実したコースをたどり、かなり時間を消費する。

 バスで知恩寺へ向かう。到着が13時半。パンフレットに京都古書研究会40周年記念「第41回秋の古本まつり−古本供養と青空古本市−」の文字。大変歴史のある催事だ(と書いたが、古都京都においては41回で、歴史があると言うと怒られそうな気もする)17時までの開催ということで、時間はあると思ったが、かなり充実した古本市であり、後半はかなり駆け足で見ることになった。会場名が似ているからといって間違えてはいけないな。厳しく確認するべきであった。

 ただ、14日までの滞在中に、読むべき本をストックできたのは良かった。
posted by 林 秀一 at 22:43| 読書 | 更新情報をチェックする

2017年10月25日

インバウンドの現状と課題

 朝、市長室で会議。インバウンドに関する話など。
 以前、インバウンドに関して、対外広報を担当したことがある。海外から日本への観光客数は600万人を超えたくらいのときで、目標の1000万にほど遠く、PR予算が低い中、いつこの目標数値を超えられるだろうか、と何度も不安になった。中華圏に人気のあるタレントSさんのCMの評判も良かったが、当時は国を挙げてインバウンドに取り組む韓国の1/9の予算しかなく、実施できる施策は限られていた。韓国の大統領は日本のテレビCMを使って、日本人に韓国観光を呼びかけていたが、日本では韓国でテレビCMを流す予算がなく、国際空港などで映像放映が可能か否か検討するなどの工夫をするしかなかった。メディアなどの周囲も結構冷たくて、隣国と陸続きのフランスやドイツが外国からの観光客が多いのは当たり前であり、島国の日本のランクが低いのは仕方がないという意見も多かった。しかし、インドネシアも島国であるし、韓国への観光客もほとんどが飛行機や船などで海を越えてくる方なので、日本とほとんど条件は変わらない。これらの国の後塵まで配するのは明らかに施策不足なのである。できない理由を挙げていけば、いくらでも出てくるものだ。
 東京オリンピック・パラリンピックの開催決定が追い風になっているのは間違いないが、以上のような経験をしているので、これだけ外国人観光客が増えていることには感慨がある。外国人だらけになっている観光地もあり、ホテルや交通機関の混雑に拍車がかかっているとの声もあるが、それだけ日本に魅力を感じてくれているのである。訪日外国人が2千万人を突破した現在、新たな課題が生じている。観光インフラの問題は急務を要する。看板が日本語のみである場合、彼らは認識できない。観光案内所などの外国語対応の態勢が不完全なところもある。IT機器などの活用策なども含め、至急の対応が求められている。訪日リピーターも増えており、よりゆっくりと日本を楽しんでもらえる工夫も必要。食事をしながら、現地の方と交流をしてもらえる食事処・喫茶店や、和風感覚を味わえる宿泊所も求められている。訪日される方の需要も踏まえながら、考えていきたい。
posted by 林 秀一 at 22:36| 観光論 | 更新情報をチェックする

2017年10月23日

大阪梅田の物産展を覗く

 今週は御所市勤務。
 午後、大阪で会議出席。晴れてはいるが、肌寒い気候。
 会議終了後、ホテルのある橿原神宮前へ行くためには、地下鉄梅田駅から御堂筋線に乗り、天王寺で下車し、近鉄阿倍野駅から特急、または急行に乗る必要がある。17時半を過ぎているので、梅田駅に着く手前で何か食べようかとキョロキョロ。阪神百貨店梅田本店で「阪神の東北6県地酒と物産展」を開催中であることに気づく。気づいてしまうと、行かないわけにはいかなくなるのが本分。
 エスカレーターで催物会場へ。意外とすいている。ワイン飲み比べセットがあるのでまず試す。飲み終わって売り場を覗いていると日本酒飲み比べセットがあり、それにも挑戦。そのすぐ近くにある地ビール飲み比べセットも。それぞれが少量ではあるのだが、つまみをまったく食べていないので、酔いが早く回りそうな予感がする。軽くつまめるものを物色。日本酒ではなく、地ビールから先に飲み始めればよかったなと少し思う。会場内にカウンターがあり、そこで東北6県の日本酒と軽いつまみを出している。メニューを見ながらいくつか頼む。少しずついろいろな味を楽しめるのがよい。しかし調子に乗って、いろいろ頼んだので、6千円以上使う。居酒屋で腰を落ち着かせて飲んだみたいになってしまった。つまみをいろいろつまんでも腹はふくれなかったが、結構なカロリーに達している気はしたので、ラーメン等で締めることはせず、おとなしく地下鉄に乗車したのであった。
posted by 林 秀一 at 23:48| グルメ | 更新情報をチェックする

2017年10月19日

CSVと地域貢献について学ぶ〜久しぶりの神田歩きも

 終業後、東京神田の専修大学で、CSVに関する講演会。CSVは、Creating Shared Valueの略。共通価値の創造と訳される。従来もCSRの概念はあった。Corporate Social Responsibilityの略で、企業の社会的責任のこと。この語が一般化するなかで、企業の社会貢献活動部署も続々と誕生した。しかし、寄付活動と同視されることもあり、経済環境が悪化すると、活動が先細りになりがちである。CSRを慈善活動と捉えることによる限界があった。企業の利潤追求と社会的な課題解決を両立させることで、持続的な活動へと転化させる動きが出てきている。
 今回は、ビール会社のご担当者が自社の活動内容をスピーチされた。活動内容の主要な部分は地域貢献であった。この会社は、私も以前の業務で大変お世話になったところであるし、日々の晩酌で大いに関与もしている(笑) 興味深く話を聞くことができた。終了後、講師と少し話す。
 講演終了後、夕食を食べるために久しぶりの神田を歩く。空気が冷たい。この周辺は、大学キャンパスとビジネス街で、灯りがまばら。逆にそれが風情でもある。ラーメン屋に入る。5割の入り。自分のところに来たラーメンを食べようとすると、盛りが非常に多い。明らかに大盛りである。誰かの注文と混同しているようだ。言うべきか迷ったが、作り直すのも時間がかかるだろうし、そのまま食べた(価格は同じなのである) おなかが苦しく、帰宅後はビールも飲まず、就寝したのだった。
posted by 林 秀一 at 22:56| 地域の課題 | 更新情報をチェックする

2017年10月18日

地域の物産展を横目で見ながら〜霞ヶ関ビルへの思い入れも少し

 午後から内閣府で、地方創生人材支援制度派遣者の研修。この日は、各地から霞が関に人が集まる。講演を聴講した後、グループ討議。テーマ別に班が編成されている。自分は、観光班に所属。
 研修後は、階下の食堂で懇親会。今回は、総選挙まっさかりということで、政務三役は欠席された。お酒は、後方テーブル上に各地のお酒がずらりと並んでおり、ミニ品評会を開きながら飲んだのだった。
 夜、霞が関ビル*1 の横を通ると、地域の物産展をビル前の空きスペースで実施していた。17時以降は、お酒も出している。ただ、今日は冷たい風も吹いていて、結構寒い。お客さんもかなり少ないようだった。ビジネス街にあるから、夜は人が足早に過ぎる。むしろ昼休みの方が人出が多いのかもしれない。
 新橋駅前の広場でもたまに地域の物産展を実施しているが、こちらの方はいつも混んでいる。新橋に繰り出す人は、飲む気満々の態勢で出かけてくるので、少々寒くても客があまり減りはしない。駅を出て待ち合わせる人が多いことも影響している。場所によって、人出は大きく影響されるものだ。

*1 当方は、1961年生まれであり、霞ヶ関ビルが地上36階、高さ147mと日本初の超高層ビルと喧伝された時代がしっかり記憶に残っている。今では、2007年竣工の中央合同庁舎第7号館に見下ろされる形になってしまった。霞ヶ関ビルは、1967年竣工であるが、その前年、TBSテレビで放送された「ウルトラマン」に登場した怪獣シーボーズが建築途上のこのビルを登る場面があった。そこが一番高い場所であったからだと思ったが、当時は西新宿の超高層ビル群もまだできていないときである。霞が関ビルの高さは突出していた。もはや霞が関においてさえ、一番の高層ビルではなくなっているのであるが、それでも愛着は人一倍持っているのである。霞が関ビルと口に出すときに、「未来」と言うニュアンスがこもっていた時代が確実にあった。もう理解されないかもしれないが(笑)
posted by 林 秀一 at 22:38| 東京 | 更新情報をチェックする

2017年10月17日

地域を追い続ける画家さん

 今週は東京勤務。夜、埼玉県浦和のデパートへ。地域活性の勉強会で知遇を得た方の個展。地域を巡ってそこからインスピレーションを得た光景を画に描かれている。自分が気に入った地域には長く逗留したり、何度も訪れたりされているようである。必ずしもリアルな風景ではなく、幻影的な要素も混じる。色合いがきれい。自然的なテーマが多く、見ていて落ちつく。
 映画やアニメ作品の舞台を追体験する“聖地巡礼”がこのところ、注目されている。地元の人にとっては、日常見慣れている光景でも、切り口によって違った印象を抱くときもある。
 
 個展を見た後、何を食べようかと付近をぶらり。予備知識なしで来たので、どうしようかと迷う。前をふと見ると、ラーメン屋がある。開店前から行列ができている。7,8人か。おいしい店なのではないか。最後部に並ぶ。飲み会の後のラーメンは、健康に悪いとよく言われるので、最近少し控えている。しかし、この日はお酒も飲んでいないし、いいだろうと判断。昼がカレーだったので、栄養が偏る気がするが(学生のときのようなメニュー構成だとも思う)ラーメンを食べると、後で必ずのどが渇く。塩分を多く含んでいると思われ、バランスのとれた食生活に心がけなければと改めて思うのであった。
posted by 林 秀一 at 22:41| 文化 | 更新情報をチェックする

2017年10月13日

雨の本町

 午後、雨の中、大阪本町F社へ。雨の本町といえば、欧陽菲菲の「雨の御堂筋」を思い出す。学生時代、最初に大阪を訪れたときも雨だったのだが、やはり心の中で、この音楽が鳴り響いていたものである。雨で外を歩くときは、心も湿りがちになるが、そこは昭和の流行歌の強さ。風景に情緒を加えてしまうのである。
 会議室で2時間ほど。帰り際に、近所に角打ち *1 があると聞く。こう聞いてしまうと、金曜日の夜であるし、行かないわけにはいかなくなる。
 基本的に本町はビジネス街なので、渋い飲み屋があるようには思えない街である。雨の中、その場所までご案内いただく。中は8割の入り。隣に少しおしゃれな店があり、混んでいるが、せっかくなので、初志貫徹で渋い方の店を選択。
ここは酒屋なので、酒の種類は豊富。つまみは和風のお惣菜が何種類か、皿に盛られ、カウンター上にある。売り物の缶詰を開けて食べることもできる。さらに、おでんも温められている。常連風の人は、自分でビールやつまみを取っている。自分は初めてでルールがわからないので、店の主人(女性)に注文を通す。呼びかけ方が難しいが、自分は「ママ」という呼びかけがあまり好きではない。それで、「おかみさん」と呼びかけると振り向いたので、以降、この呼称で通したがよかったのだろうか。店の独自のルールがあるかもしれないので、横の人を観察しながら飲む。
 ここには、好みのハートランドビールがある。麦芽100%でコクがあり、緑のエンボスボトルのデザインもいい。90年代には広告もしていたので、たまに見かけたが、今は酒販店の店頭にもほとんど並ばず、あまり飲む機会がなくなってしまった。これを見かけるとうれしい気持ちになる。
 立ち飲みでサクッと飲んでいるので、そんなに酔うわけではない。30分ほどで店を出てホテルへ。明日帰京の予定。

*1 (四角い升の角に口をつけて飲むことから)酒屋の店頭で升酒を直接に飲むこと。転じて、店の一角を仕切って立ち飲み用にすること。また、そこで飲むこと。(『デジタル大辞泉』)
posted by 林 秀一 at 23:34| グルメ | 更新情報をチェックする

2017年10月11日

奈良市で大和野菜を味わう

 奈良市に16時半、N社訪問。ご担当者は、千葉県のご出身とのこと。
 業務に関することや、最近の世相のことなど。
 夕食は奈良市で食べることにする。細い路地を歩いていると、ワインを試飲させる小さな店があり、入ってみる。500円で、何杯か試飲することができる。海外産が主体ではあるが、国内産もある。最近は国内のものもレベルが上がっていると感じる。国産のものも1杯だけ飲む。
 そのあと、ならまちを歩く。古本屋を覗いたあと、お目当てのおでん屋へ行くと閉まっていた。奈良県では、水曜日に閉店する店が多いことを忘れていた。水曜日は、「もうけが流れるから」と、地元の同僚が言っていたが、そんな理由は初めて聞いた。*1
 少し近くの和食の店へ。古民家風の立派な造りで、少しびくびくしながら入るが、落ち着いて飲める店だった。この付近は、照明が明るすぎないので、風情を感じる。地元の食材を中心にいただく。これから橿原市のホテルへ戻るので、酔いすぎないようにセーブして飲む。ほろ酔いぐらいで出るのが気持ちいい。
 近鉄奈良駅構内に立ち飲みの店がある。飲み足りないので、1杯だけビールと少しつまみ。乗り換えの大和西大寺にも立ち飲みの店があった。ここでも、1杯だけビールと少しつまみ。さすがに少し酔ったが、乗り換えた後は、終点で降りればいいので、安心して寝てしまう。ふと目を開けたところが、終点の橿原神宮前駅。22時すこし前にホテル着。

*1 調べてみると不動産業界にも水曜日を定休日とする風習が見られたようだ。水曜日が契約が流れるという「水」を連想させるからという理由らしい。


posted by 林 秀一 at 23:05| グルメ | 更新情報をチェックする

2017年10月04日

品川での意見交換など

 今日の夜は、出版社のNさん、同社OBのYさんと品川で打ち合わせ兼懇親会。土佐料理。
 自分は、30代のときに、クライアントのマーケティング担当から出版社の担当へ異動。出版社の営業や企画業務を行ったことがあり、その時以来のお付き合い。全国の地域活性に関する事例などの意見交換。
 当時は、クラスメディアとしての雑誌の評価は高く、クライアントから一定額の予算は確保され、前年比増を続けていた頃であった。企業から新製品が出るときには、純広告だけではなく、編集タイアップ作業を仕掛けたり、シールを挟み込んだり、いろいろバラエティに富んだ活動ができた。オリンピックに絡めた作業の思い出もある。
 今は、ネットに予算がかなりシフトしているので、出版業界はなかなか厳しい。いろいろアイディアを出しながら、飲んだ夜であった。帰りは、例によって駅を少し乗り過ごしながらも無事帰宅。 
posted by 林 秀一 at 23:47| メディア | 更新情報をチェックする