2017年09月05日

銭湯が果たしていた役割

 午前中、かつて銭湯として営業していた宝湯(御国通り3丁目)を見学する。御所市で長く営業を続けられていた新産湯温泉が廃業となり、現在、市内には民営の銭湯はない。市民の交流スペースとして、また自宅にお風呂がないなどの理由で、困っている方々のために、力になれないだろうかと考える市民有志が、廃業後もとりこわされてはいない旧「宝湯」の現状を見学するために、今日集まったのである。
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 宝湯は9年ほど前に廃業されたため、施設は朽ちているものと思ったが、内部は意外にきれいに保たれている。高い天井に木製のプロペラ扇風機が気持ちよさそう。。数多くあるロッカーが往時の繁栄をしのばせる。M氏が「僕は、いつもロッカーの30番と34番を使っていた。なつかしい」とテンションを上げていた。
 白樺の樹木が描かれたタイル絵は上品な感じ。湯舟は磨けば、すぐにでもまた使えそうに見える。男風呂の方がややきれいに残っている印象。電気風呂もあったようだ。浴槽の鏡に入った広告は、新地商店街などの店名が記されている。今はどの店も閉店している。番台の近くで「10円玉が落ちていた」と叫んだ方がいたのを見て、「1000円札が残ってないかな」と番台付近をチェックしていた人がいたが、そんなにうまい話はないのであった。
 銭湯はかつて、市民の交流の場であり、またメディアとしての役割も果たしていた。*1 なくなって困っている方々も多い。このような場は、現代でも必要だと感じている。引き続き考えていきたい。


*1 2017年6月7日「歴史ある銭湯の閉店」 、6月8日「御所市内最後の民営銭湯の廃業を受けて〜銭湯はメディアだった」参照
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posted by 林 秀一 at 17:21| 銭湯 | 更新情報をチェックする
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