ふたが閉まりきらず、中身が盛り上がっている。これを女性職員は2人で分け合って食べている。量は多かったが、無事食べ終えることができた。量は多いことは確かだが、たいしたことはないと、このときは思った。
この日は、夜、東京から大阪に長期出張している旧友と飲み会の約束。終業後、すぐに近鉄で大阪へ。焼肉で有名な鶴橋で待ち合わせ。いざ、食べようと駅へ降りると、焼肉のにおいが(付近には、焼肉の店がいっぱい)。なんとこのにおいで、昼のフライが思い起こされ、おなかがいっぱいの心理状態になってしまったのである。同行者には悪いが、少しでも肉を食べると具合が悪くなりそう。鶴橋でこのようなことを言うのは悪いと思ったが、旧友にはさっぱりしたメニューオンリーの居酒屋でいいかと了解を取り、海鮮主体の店に行くことにした。
ここには、関西発祥のガリチューがある。ガリチューは、しょうがの甘酢漬けを焼酎に入れ込んだもの。友人はこれが大好きで、私にも教えてくれた。東京では、ごく一部の店にあるだけ。さっぱりして今日の自分にピッタリ。これを何杯か飲んでようやく落ち着いた。
帰りの電車では目をしっかりと開き、かつて帰路の特急で5駅乗り過ごしたという失態を繰り返さなかったのは、さすがなのであった。*1
*1 2016年5月22日 「御所市へ向かう道すがら」参照