2017年07月13日

地域の真ん中で映画を考える

 M社Fさん来庁。近隣地域の近況に関し、情報交換をしていると、映画の話になる。隣の市で、ある映画のロケが行われる予定があるとの情報をお聞きする。近年、映画を地域活性化の手段として考える自治体が増え、フィルムコミッションの設立も相次いでいる。
 今年2月に公開された「天使のいる図書館」は、奈良県葛城地域でロケが行われた。御所市においても葛城山自然つつじ園、秋季大祭/鴨都波神社、御所まち霜月祭が映画に登場している。
 映画は、長く世に残っていく。世代を超えて話し合えることも特徴。昔は田舎でも、公民館やお祭り会場など、さまざまな場所で、地域の無料映画会が行われていた。サスペンスやホラー映画などではなく、寅さんシリーズなど、みんなが楽しめる種類のものが多かった。スマホなどの普及で映画を見たいときに見ることができるようになったからであろう。時代の流れで仕方のない面もあるが、大きな画面で鑑賞した後、親子や友人で、歩きながら、あるいは電車やバスの中で、または喫茶店やレストランで、今見た映画の話をじっくりする。実に充実した時間であったのだが。
 少し前に銭湯の話を書いたが、地方の映画館の数も大幅に減少している。とくに昔の良質な映画を上映する名画館は、今や大都市にしかない。夏休みなどの時期に、専門の名画館まで出かけなくても昔の映画をじっくり見る機会を作れないものだろうか。*1
葛城地域でロケをした「天使のいる図書館」も時代が変わっても残る映画になるものであろうと思っている。
*1
 東京都の赤坂区民センターで、年に3回行われている「懐かしの映画会」は、プログラムの選定、映画に造詣の深い「アンコー」こと齋藤安弘さんの起用、無料入場の仕組み等が地域住民に支持されている。地域の文化行政担当者にとっても大いに参考になる。次回は、8月6日(日曜日)の開催。映画はウィリアム・ホールデン、アレック・ギネス、早川雪洲が出演の「戦場にかける橋」(1957年英)。


posted by 林 秀一 at 23:36| 映画 | 更新情報をチェックする
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