2017年10月13日

雨の本町

 午後、雨の中、大阪本町F社へ。雨の本町といえば、欧陽菲菲の「雨の御堂筋」を思い出す。学生時代、最初に大阪を訪れたときも雨だったのだが、やはり心の中で、この音楽が鳴り響いていたものである。雨で外を歩くときは、心も湿りがちになるが、そこは昭和の流行歌の強さ。風景に情緒を加えてしまうのである。
 会議室で2時間ほど。帰り際に、近所に角打ち *1 があると聞く。こう聞いてしまうと、金曜日の夜であるし、行かないわけにはいかなくなる。
 基本的に本町はビジネス街なので、渋い飲み屋があるようには思えない街である。雨の中、その場所までご案内いただく。中は8割の入り。隣に少しおしゃれな店があり、混んでいるが、せっかくなので、初志貫徹で渋い方の店を選択。
ここは酒屋なので、酒の種類は豊富。つまみは和風のお惣菜が何種類か、皿に盛られ、カウンター上にある。売り物の缶詰を開けて食べることもできる。さらに、おでんも温められている。常連風の人は、自分でビールやつまみを取っている。自分は初めてでルールがわからないので、店の主人(女性)に注文を通す。呼びかけ方が難しいが、自分は「ママ」という呼びかけがあまり好きではない。それで、「おかみさん」と呼びかけると振り向いたので、以降、この呼称で通したがよかったのだろうか。店の独自のルールがあるかもしれないので、横の人を観察しながら飲む。
 ここには、好みのハートランドビールがある。麦芽100%でコクがあり、緑のエンボスボトルのデザインもいい。90年代には広告もしていたので、たまに見かけたが、今は酒販店の店頭にもほとんど並ばず、あまり飲む機会がなくなってしまった。これを見かけるとうれしい気持ちになる。
 立ち飲みでサクッと飲んでいるので、そんなに酔うわけではない。30分ほどで店を出てホテルへ。明日帰京の予定。

*1 (四角い升の角に口をつけて飲むことから)酒屋の店頭で升酒を直接に飲むこと。転じて、店の一角を仕切って立ち飲み用にすること。また、そこで飲むこと。(『デジタル大辞泉』)


posted by 林 秀一 at 23:34| グルメ | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。