2017年02月19日

梅の香りに春を想う

 明日から御所市勤務。昼に大阪入り。ランチに黒門市場をぶらり。一度、来たかったところ。95%が中国からの観光客。値の張る牛ステーキなどにも行列。少し歩くと、にぎやかな一角が。まぐろ料理が売りの店。マグロカツを注文し、ながら食べ。
 大阪阿部野橋駅から近鉄南大阪線。このままホテルへ入るには少し早すぎるので、藤井寺駅で途中下車。世代的には、プロ野球・なつかしの近鉄藤井寺球場として有名なところ。名前だけは、何度も何度も聞いた藤井寺へ。観光案内所へ寄ると、路線で少し先の道明寺駅そばの道明寺も見どころが多いとアドバイスされたので行ってみることに。駅を降りると天満宮・梅園で梅まつりをやっているとのことで、入場料を払って拝見。ここも中国からの観光客が多い。9割弱くらい。満開には少し早いが、香りがほのかに。
 午後ずっと立って歩いていたので、少し疲れてくる。商店街の店でかまぼこを買い、ホテルへ。


posted by 林 秀一 at 17:24| 観光論 | 更新情報をチェックする

2017年02月24日

御所市の朝、一瞬の風景 〜雲と一体となった山の稜線

 朝から雨。近鉄御所駅を降りると山に暗い雨雲がかかっている。山の稜線と一体となっており、境が判然としない。宮脇俊三が『古代史紀行』(講談社、1990年11月)で「葛城山地には呪術めいた雰囲気がある。」と記した状況に近いかもしれない。*1 墨絵の世界にも通じる。充分な迫力であり、パワースポットとしての側面も持つ。
 今、「天空の城」に大きな注目が集まっている。朝方の霧の中に城が浮かび上がり、空中に浮かび上がっているように見える。ブームと言ってもいいほど。以前、城跡、特に地味な山城の場合、城マニアでなければ、あまり行かないものであった。見かけが派手な世界遺産・姫路城などに人気が集中していた。
 朝来市和田山町竹田の雲海に浮かぶ竹田城は、ブームのきっかけとしてとくに有名。登城者数も近年劇的に増えている。
 ただ、時間帯は限定される。季節によっても状況は大きく違ってくる。見られる瞬間が貴重で、それだけに一生の思い出にもなる。北極圏のオーロラがまさにそれ。国内でもクジラ観覧ツアーも似たシチュエーション。見られない場合には料金が安くなる場合もある。
 雲と一体となった山の稜線。宮脇俊三も感じた御所の風景。アピールしていく価値はある。

 *1 2016年5月29日 宮脇俊三『古代史紀行』
posted by 林 秀一 at 10:54| 観光論 | 更新情報をチェックする

2017年03月09日

2020年はもうそこにある

 午前9時から、外部の方も含めデイサービス事業についてのアイディア会議。他の市でご高齢者に評価の高い事例をあげつつ、議論。今後、ますます御高齢者の方々の割合が増える。これらの方々が元気に活動されることは、御所市の活気に直結する。

 今日の奈良新聞に奈良市に大型ホテル建設の動きに関する記事。もちろん奈良市、奈良県にも立派なホテルはあるが、数は少ないし、あまり知られてもいない。だから昼を奈良で過ごし、夜に京都に泊まるというのが定番になってしまっている。奈良で1日を過ごすための基盤整備は、2020年を控えての最重要事項の一つである。
 自分は、2002FIFAワールドカップ™組織委員会に出向していたのだが、その際はメディアで「W杯直前になっても盛り上がりに欠ける日本国内」などと報じられていた。今の時代は楽しいことが多いので、本番の直前になるまで興味が集まらないのだ、とも言われた。しかし始まってみると、まさに熱狂の日本列島。テレビ朝日「ニュースステーション」で川平慈英さんが会期の終盤で言った「いつまでも続いてくれ、ワールドカップ」という気分に国内が支配された。
 それに比較すると、オリンピック・パラリンピックは、開催地東京都にとどまらず全国的な関心事であり、対象層もより広く、事前の期待感がじわじわ高まっているように感じる。CMでも2020を明確に出す企業が出てきている。国内にも非常に多くの外国人観光客が来られる。御所市としてもこれにどう関わっていくかに真剣に考えていくべきときである。2020年はもうそこにある。
posted by 林 秀一 at 19:08| 観光論 | 更新情報をチェックする

2017年04月26日

公開講座を拝聴

 今日の夜は、京大で行われる「観光のまち京都」をテーマにした第2回の公開講座を聴講(全3回、第1回は出席できず)。京大キャンパスは初めて。大阪経由で京阪電車を使って京大へ行こうと考えていたのだが、近鉄電車の路線で事故があり、迂回して大阪へ出る羽目になる。乗換駅の尺土ですでに事故が発生しており、ダイヤが乱れていることを放送してくれれば、橿原神宮駅経由で京都に出たのだが、古市で電車がストップし、大阪行きが止まっていることを知らされて困ってしまった。南海電車へ振替との放送があるも、南海電車をどこから乗ればいいかわからない。地元の人っぽい方に聞いて、河内長野まで行って乗り換えるようアドバイスを受け、あわただしく移動。かなり時間をロスしたが、講座が始まる時間には間に合った。
 地形から生じる景観に関するテーマなど。これは、当方が東京で所属する研究会でも議論したことがあり、関心があるテーマ。会場のホールは、かなり多くの方がいた。ご年配の人が多い。天気も悪かったので、終了後はバスに乗り、途中で地下鉄に乗り換えて、まっすぐ京都市内のホテルへ。
posted by 林 秀一 at 22:11| 観光論 | 更新情報をチェックする

2017年05月10日

観光先進地・京都を考える機会

 農林課との打ち合わせの後、京都へ。
 経営論を研究されている教授と意見交換。
 夜は、京都大学で「観光のまち京都」をテーマとした第3回の公開講座を聴講(全3回)。第2回を聴講する際は、途中で電車が止まっており難渋した *1 が、今回は京阪・出町柳駅までオンタイムで移動。京都のイメージが近代の社会の中で形作られてきたことに関して。京都のイメージというと、国鉄「Discover Japan」やJR東海の「そうだ、京都行こう」を想起するが、さらにさかのぼって考える機会を持てたことは有意義だった。

*1 4月26日 「公開講座を拝聴」
posted by 林 秀一 at 23:24| 観光論 | 更新情報をチェックする

2017年10月25日

インバウンドの現状と課題

 朝、市長室で会議。インバウンドに関する話など。
 以前、インバウンドに関して、対外広報を担当したことがある。海外から日本への観光客数は600万人を超えたくらいのときで、目標の1000万にほど遠く、PR予算が低い中、いつこの目標数値を超えられるだろうか、と何度も不安になった。中華圏に人気のあるタレントSさんのCMの評判も良かったが、当時は国を挙げてインバウンドに取り組む韓国の1/9の予算しかなく、実施できる施策は限られていた。韓国の大統領は日本のテレビCMを使って、日本人に韓国観光を呼びかけていたが、日本では韓国でテレビCMを流す予算がなく、国際空港などで映像放映が可能か否か検討するなどの工夫をするしかなかった。メディアなどの周囲も結構冷たくて、隣国と陸続きのフランスやドイツが外国からの観光客が多いのは当たり前であり、島国の日本のランクが低いのは仕方がないという意見も多かった。しかし、インドネシアも島国であるし、韓国への観光客もほとんどが飛行機や船などで海を越えてくる方なので、日本とほとんど条件は変わらない。これらの国の後塵まで配するのは明らかに施策不足なのである。できない理由を挙げていけば、いくらでも出てくるものだ。
 東京オリンピック・パラリンピックの開催決定が追い風になっているのは間違いないが、以上のような経験をしているので、これだけ外国人観光客が増えていることには感慨がある。外国人だらけになっている観光地もあり、ホテルや交通機関の混雑に拍車がかかっているとの声もあるが、それだけ日本に魅力を感じてくれているのである。訪日外国人が2千万人を突破した現在、新たな課題が生じている。観光インフラの問題は急務を要する。看板が日本語のみである場合、彼らは認識できない。観光案内所などの外国語対応の態勢が不完全なところもある。IT機器などの活用策なども含め、至急の対応が求められている。訪日リピーターも増えており、よりゆっくりと日本を楽しんでもらえる工夫も必要。食事をしながら、現地の方と交流をしてもらえる食事処・喫茶店や、和風感覚を味わえる宿泊所も求められている。訪日される方の需要も踏まえながら、考えていきたい。
posted by 林 秀一 at 22:36| 観光論 | 更新情報をチェックする

2017年12月16日

日本一寒い町のアントニーと白目のピスタチオ(伊地知氏)

 沖縄で旧友が仕事を早期退職し、第2の人生を歩むということで、その壮行会に出席。
 自分くらいの年齢になると、定年前に仕事を辞め、新しい職についている人が相当数いる。
 自分は北国出身なのだが、沖縄は相性がいい土地で、友人も多いし、食事も好みである。
 最初の訪問は、1999年。航空会社の宣伝担当として。午後早目にイベントの打ち合わせがあった札幌を発ち、羽田経由で沖縄入り。沖縄は21時過ぎでもう真っ暗。むっとした熱気と家並みの白さが印象に残っている。異国的な感じがした。沖縄は雑誌タイアップの作業。この雑誌の編集長は、沖縄に詳しく、いろいろ教えてくれた。それから毎年のように現地を訪れ、時には年に3,4回も。
 沖縄は、10回以上訪れているので、もうめぼしい観光地は訪問尽くしている。最近は、マイナーな観光地を訪れることが多い。合間にはカフェを訪れてゆっくり。名護市のホテルをチェックイン後、昼に沖縄そばを食べ、備瀬並木を散歩していたら、強風交じりの大雨にあい、びっしょり。車の中で着替えて、夜那覇入りししたのだった。視力が落ちてきているので、夜の運転はつらかった。
 壮行会は、居酒屋で3時間ほど。現地の方のほか、他県から来た方もいた。ビールの後は泡盛。結構飲んだかも。
 ここで帰ろうかと思ってホテルへ歩いていると、良さげな店があり、思わず入ってみる。
 ここで、タレントのアントニーさんとピスタチオ伊地知大樹さんにバッタリ。アントニーさんは、からだが大きいのでさすがに目立つ。
 業界話をしながら少し盛り上がる。
「過酷なロケが多くて大変ですね」
「そうですよ。南極にも・・・」
「え、南極にも行ったんですか!」
「いや、南極にも行ったことがあるんですけど、そこよりも寒い所に行って大変でしたよ」
 嫌な予感がする。
「それ、十勝ですか?」
「そう! 陸別のしばれフェスティバルです」
「マイナス30度くらいになりますからね」
 幼児時代に暮らしていた十勝地方の陸別町の話題をまさか、最南端の沖縄県で聞くとは。自分は、赤ちゃん時代に凍傷になったらしいが。もちろん記憶にはないが、ひどい話である。銭湯帰りでは、髪をしっかり拭かないとシャーベット状に凍ってしまう。書いていても同じ国とは思えないくらいだ。でもどんなに寒くても学生は薄着なのがすごいけれど。
 しばれフェスティバルでは、人間耐寒テストを行っており、「開会式から翌朝7時の認定証受け渡しまでの間、しばれフェスティバル会場内で日本一の寒さを楽しんでいただきます」とのこと。「耐寒テスト中に指定された時間・場所にてチェックシールを受け取ります」との表記*1 もあり、なかなか厳格である。自分も10年前なら参加していたのだが(笑)
 「日本一寒い町」というフレーズは、情報発信として、大変個性的で、メディアの掲載量・放送時間も多く、年々知名度を増している。
 アントニーさん、ピスタチオ伊地知さんとは沖縄の空気の中、楽しくお話ができたのだった。「ブログに写真を載せてもいいですよ」とのことで、写したのがこの1枚。DSC_0018.JPG
ピスタチオの伊地知大樹さんは、舞台上を想わせるこの表情。なかなかの迫力。しかし、もしかして自分の写真のタイミングが狂ったのかと思ったが、2枚ともほとんど同じ表情。さすがプロなのであった。

*1 しばれフェスティバルホームページ http://shibare.com/taikantest.html
posted by 林 秀一 at 21:49| 観光論 | 更新情報をチェックする

2018年03月21日

地域ブランド力を茨城県で考える(茨城県モニターツアーより)

 春分の日の早朝7時10分に東京駅。今日は雨で肌寒い。モニターツアーとしてはあいにくの天気。天候によってツアー訪問地の印象が悪くなることはない。ただ、いい天気の場合、体験した印象の経験が割増しになる気がする。少し担当者が気の毒。
 茨城県は、地域ブランド力ランキングの最下位という印象が強いが、実は魅力的な県なのである。袋田の滝のような迫力のある景観もあるし、水戸のまち歩きも楽しい。納豆や常陸秋そば、鉾田のメロンなどおいしい産物も多い。干し芋は、家へのお土産の定番。しかし、「あれもこれもあります。魅力的なものたくさん!」というのは、印象に残りにくく、ブランド力ランキングでは不利に働く。
 
 まずは茨城県が誇る納豆をテーマにした工場見学、舟納豆「納豆ファクトリー」へ。産業観光は、インバウンドにも今後有望な分野。納豆を食べられる外国の方も増えているようである。見学後、商品も買える。舟納豆というのは、パッケージが舟の形をしているからである。立体的な形状をしているので、器がなくてもかき混ぜることができて便利。自分は面倒くさがりなので、さっと混ぜ終えるが、その様子を見て「混ぜ足りないよ!」などと、小うるさい指摘をする人もいたりするのである(おいしくなるからと、30回くらい社員食堂で、かき混ぜている人もいる)
 水戸の偕楽園へ。梅まつりの時期。雨も本降りで冬のような寒さ。偕楽園は、広々としており、歩くととても楽しいところ。咲き乱れる梅も見事な光景。ただ、今日に関しては極寒の中を薄着で歩く修行僧のような気持ちである。
 続いて笠原水道へ。水戸黄門が町の水源の確保のために整備を命じた上水道と水源。水戸を何度も訪れている自分にとっても初めての場所。このような観光資源が豊富に隠れているのが茨城県の奥の深さ。ただし、ここは歴史に興味を持っていると、より深く楽しめる。ただ、ここを見学しているあたりがこの日の寒さの絶頂期。歴史的な資源をどのように興味深く見せるかと言う観点は、御所市にとっても課題。VR(バーチャルリアリティ)の技術を絡ませる方法も考えられる。
 夕食では、茨城の日本酒も飲む。地元の料理によく合う。寒いので、隣の方は熱燗を飲んでいたのだった。
posted by 林 秀一 at 23:32| 観光論 | 更新情報をチェックする
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