2017年12月20日

ランチで、ピリ辛はるさめ鍋を食す

 今日のランチは、階下の社員食堂へ。この時期、近隣のレストラン、食堂はどこも混んでいる。行列の最後尾になると15分以上かかるときもあり、貴重な昼休みの時間を死守したいときは、社食に限る。
 メニューを見ると、はるさめ入りピリ辛鍋(1人用)がある。最近、はるさめのメニューを考えていたので、試してみることにする。辛口はるさめ料理が上海のヤング層に流行したのを受けて、東京の赤坂、渋谷や、大阪難波などに店舗ができているのだが、そこの料理は激辛なのである。10段階辛さがあり、お奨めのレベル2を食べたことがある。これにしてもかなりの辛さであった。
 難波で同僚とこの料理を食べに行った際、自分は最初にレベル0.5を注文した。同僚2人がビビってしまい、3人でレベル1を食したのだった。このときは、東京での食事経験者の自分は最後に注文し、何も知らない同僚にレベル2〜3をチャレンジさせればよかったと悔やんだものであった。
 ただし、社食はさすがにそんなに辛くなかった。客層は、御年輩の方も多いし、あまり辛いとクレームがくるのであろうな。
 日本人が麺好きであることは知られており、各種の調査でも裏付けられている。しかし、そのランキングはラーメン、そば、うどん、焼きそば、そうめんなどと続くのだが、はるさめを挙げる人は0.1%以下である。近年、讃岐うどんが全国的にブームになったが、はるさめもマーケティング戦略次第では可能性があると思っている。伸びしろが大きいことは間違いない。
posted by 林 秀一 at 22:06| グルメ | 更新情報をチェックする

2017年12月19日

ある書店の閉店と切ない書き込み

 退勤後、会社の階下にある書店で雑誌を立ち読みしていると、地味な文字のみの貼り紙が目に入った。
 年内いっぱいで、閉店する旨が記されている。
 会社のすぐそばにあった書店も数か月前に閉店したばかりで、いささかショック。その書店が閉店を知らせる貼り紙の下部の空白のスペースに「小4です。ここの本屋さんが好きだったので、残念です」とサインペンで書きこまれていた。*1 やるせなく、悲しい気持ちになった。以前の記述で、地方都市から書店がどんどんなくなっていることを指摘したが、大都市の真ん中においてさえ、そうなのである。
 通販で本を買うことは容易な時代になったが、とくに学生など、若い世代には、書店の存在が欠かせない。長期の休暇の前など、学校で、読書の指針として、課題(推薦)図書が提示される。だが、はしがきだけでは、その書物のおもしろさはわからない。書店で、実際に手にとって、冒頭部を読んだり、解説を確認したり、パラパラ開いてみたりして、自分に合った本が発見できる。
 東京の主要な繁華街の一つ、新橋では、ここ数年で大きな書店が2店閉店してしまった。近隣の銀座や乗り換えのターミナル駅の書店を今後、活用することになるだろうが、行きたいと思ったときには即座に出かけられないことになる。
 書店は社会インフラと称して過言ではないと思える。今は、様々な課題に焦点を当てたソーシャルキャンペーンが展開されるが、これも現代の社会的課題の一つであり、考えるべき時に来ているのではないだろうか。


*1 この書き込みに触発されたのか、数日後には、他に何人もが自分の思いを書きこんでいた。
posted by 林 秀一 at 18:30| 読書 | 更新情報をチェックする

2017年12月16日

日本一寒い町のアントニーと白目のピスタチオ(伊地知氏)

 沖縄で旧友が仕事を早期退職し、第2の人生を歩むということで、その壮行会に出席。
 自分くらいの年齢になると、定年前に仕事を辞め、新しい職についている人が相当数いる。
 自分は北国出身なのだが、沖縄は相性がいい土地で、友人も多いし、食事も好みである。
 最初の訪問は、1999年。航空会社の宣伝担当として。午後早目にイベントの打ち合わせがあった札幌を発ち、羽田経由で沖縄入り。沖縄は21時過ぎでもう真っ暗。むっとした熱気と家並みの白さが印象に残っている。異国的な感じがした。沖縄は雑誌タイアップの作業。この雑誌の編集長は、沖縄に詳しく、いろいろ教えてくれた。それから毎年のように現地を訪れ、時には年に3,4回も。
 沖縄は、10回以上訪れているので、もうめぼしい観光地は訪問尽くしている。最近は、マイナーな観光地を訪れることが多い。合間にはカフェを訪れてゆっくり。名護市のホテルをチェックイン後、昼に沖縄そばを食べ、備瀬並木を散歩していたら、強風交じりの大雨にあい、びっしょり。車の中で着替えて、夜那覇入りししたのだった。視力が落ちてきているので、夜の運転はつらかった。
 壮行会は、居酒屋で3時間ほど。現地の方のほか、他県から来た方もいた。ビールの後は泡盛。結構飲んだかも。
 ここで帰ろうかと思ってホテルへ歩いていると、良さげな店があり、思わず入ってみる。
 ここで、タレントのアントニーさんとピスタチオ伊地知大樹さんにバッタリ。アントニーさんは、からだが大きいのでさすがに目立つ。
 業界話をしながら少し盛り上がる。
「過酷なロケが多くて大変ですね」
「そうですよ。南極にも・・・」
「え、南極にも行ったんですか!」
「いや、南極にも行ったことがあるんですけど、そこよりも寒い所に行って大変でしたよ」
 嫌な予感がする。
「それ、十勝ですか?」
「そう! 陸別のしばれフェスティバルです」
「マイナス30度くらいになりますからね」
 幼児時代に暮らしていた十勝地方の陸別町の話題をまさか、最南端の沖縄県で聞くとは。自分は、赤ちゃん時代に凍傷になったらしいが。もちろん記憶にはないが、ひどい話である。銭湯帰りでは、髪をしっかり拭かないとシャーベット状に凍ってしまう。書いていても同じ国とは思えないくらいだ。でもどんなに寒くても学生は薄着なのがすごいけれど。
 しばれフェスティバルでは、人間耐寒テストを行っており、「開会式から翌朝7時の認定証受け渡しまでの間、しばれフェスティバル会場内で日本一の寒さを楽しんでいただきます」とのこと。「耐寒テスト中に指定された時間・場所にてチェックシールを受け取ります」との表記*1 もあり、なかなか厳格である。自分も10年前なら参加していたのだが(笑)
 「日本一寒い町」というフレーズは、情報発信として、大変個性的で、メディアの掲載量・放送時間も多く、年々知名度を増している。
 アントニーさん、ピスタチオ伊地知さんとは沖縄の空気の中、楽しくお話ができたのだった。「ブログに写真を載せてもいいですよ」とのことで、写したのがこの1枚。DSC_0018.JPG
ピスタチオの伊地知大樹さんは、舞台上を想わせるこの表情。なかなかの迫力。しかし、もしかして自分の写真のタイミングが狂ったのかと思ったが、2枚ともほとんど同じ表情。さすがプロなのであった。

*1 しばれフェスティバルホームページ http://shibare.com/taikantest.html
posted by 林 秀一 at 21:49| 観光論 | 更新情報をチェックする

2017年12月07日

今もお正月に深く関わる年神様伝説〜お年玉、鏡餅、おせち料理、お雑煮、門松の由来

 まもなくお正月。お正月は、日本人にとって、特別な季節。祝日となり、都会に出ている社会人や学生は帰省し、故郷で羽を伸ばす。お正月には、さまざまな風習がある。門松、おせち、お年玉など。昔からの由緒のある行事とは思うが、その由来はわからないという方が大部分と思われる。
お年玉に似た風習は、アジア各地にある。ただ、子供へお金を贈るという行為は、日本独自のもののようである。お年玉の風習は、古くさかのぼるとされているが、お金を贈る行為に変質したのは江戸時代のようである。これが主として、子供へ贈る行為に特化されたのは戦後になってからとされる。ただ、芸事の世界などでは、お弟子さんへお年玉を贈る風習は、いまだに根強く見られる。
餅には、年神様の魂(たましい)が宿ると考えられていた。御神名の「トシ」は穀物、とくに稲、またはそのみのりを指す古語で、稲の神、五穀豊穣をもたらす神として古くから尊ばれてきた。年神様の霊力が備わった餅が御歳魂(おとしだま)と呼ばれ、今のお年玉の起源とされる。正月に祭り親しむ神が年神様である。*1 その御歳神(みとしのかみ)をご祭神とするのが奈良県御所市内の葛木御歳神社(かつらぎみとしじんじゃ)である。御歳神社では、1月1日に歳旦祭が開催され、6日ごろまで、その起源に準じて、お餅が「おとしだま」として頒布される。*2
お餅を食べた人には霊力が伝えられる。鏡餅は、縁起物。切るのではなく、「開く」と表現されてきた。これがいまにも伝わる鏡開きである。このお年玉の風習の源流となった神社が御所市内の葛木御歳神社である。葛木御歳神社は、全国の御歳神様を祀る総本社。

 お正月の風習の多くは、年神様に由来するものと言って過言ではない。門松は、お正月に山から下りてくる年神様を迎えるための目印になるものであり、しめ縄は、周囲の不浄を断ち切るたみに結ぶものである。
かつて、餅は、ハレの日の食べ物であり、年神さまにお供えをするものであった。元日にそのお供えをお下がりとして食するのがお雑煮の由来。おせち料理は、正月の火を神聖なものとして考え、できるだけ煮炊きを避ける風習に基づき、構成したもの。

 西洋由来の祭事もクリスマスやハロウィーンなど、日本に定着しているが、これらは純粋に楽しむ行為に特化している。これに対して、正月行事は、日本国内における長い歴史を備えたものであることは、国民感情として共有されており、元日を中心に国中が一斉に長期の休暇となるために、メディアもその由来を繰り返し伝える機会を持つ。ただ、その由来の源流が奈良県にあることは、地元においても忘れ去られた状態にあるので、今一度喚起を望んでいる。

*1 葛木御歳神社ホームページ
*2 1月1日に舞踏家のミナルさんの舞の奉納、楽人おの篠笛の奉納がある。
posted by 林 秀一 at 22:33| 御所市 | 更新情報をチェックする

2017年11月28日

他人に影響された買い物の結果〜口コミの効果

 今日は、ほぼ定時の退勤@東京。帰宅途中にスーパーを覗く。
 プリンが大量陳列してあり、売り場で目立っている。OL2人連れが売り場の前に立ち、少し騒いでいる。
「あっ、このプリンここにたくさんあった!」
「これ売れてるらしいね」
「すごくおいしいらしいよ。売り切れだったコンビニもあったらしい」
 聞き耳を立てているわけではないが、すぐ横なので、自然に聞こえるのである。そうまで言われると、その商品を注目してしまう。伝聞情報が多いことが少し気になるが、1回買おうかなと決心。
「プレーンがいいらしいよ」と言って、7-8個まとめてかごに入れている。味が5種類ほどあり、すべてが陳列されていたが、プレーンだけ半分以上がなくなってしまう。横目で見ながら少し焦っていたが、さすがに全部買うわけではないようだ。OLが去り、少ししてから、プリンの棚へ行き、自分もかごに入れたのだった。すぐに買うのは、OLの意見に乗せられたようで、格好悪いと思ったのである(明らかに意見に乗せられているといえる状況だが)
 以前も別のスーパーのカレーの棚の前で、OL2人連れが少し興奮して話している場面に遭遇したことがある。
「このカレー、この間食べてすごくおいしかった!」
「粉というのが本格的だよね」
「うん、棚に並んでいるカレールーと全然違う」
 そこまで言われると、買いたくなる。OLが棚の前を離れて、しばらくしてからそのカレー粉を買ったのだった。理由は同上(苦笑) しかし、このカレー粉は、(自分にとっては)あまりおいしくなく、人の意見に簡単に乗せられてはいけないと痛感したのであった。
 もちろん失敗することもあるが口コミの効果は大きい。マスメディアにおける広告は、その発信内容を少し割り引いて考えられる。発信者は、その物(あるいはサービス)を購入させようと思って広告を出稿しているのであるから、普通はほめることしか言わない。口コミは、利害関係を有していない第三者が発信するという点で信用性が担保されるので、信用されやすい(上記の2つの例のように) 多くの広報予算を活用できない自治体にとっては、口コミが広がっていく仕掛けを考えることは、考え得る選択肢のひとつである。ただ、口コミの発信者自体が当該プロモーションの当事者と金銭面等を含めた密接なつながりがあり、それを隠していた場合は、後になって消費者に厳しく指摘される。*1

*1 ある新商品を買うための行列が話題となり、メディアでも報じられた。ところが、その行列がアルバイト費を渡されて並んだ人たち、いわゆるサクラであることが後にわかったことがあり、非難された。今の時代、この種の仕掛けは、まず隠し通せるものではないことを注記すべきである。
posted by 林 秀一 at 22:00| マーケティング | 更新情報をチェックする

2017年11月24日

「神々の降る里〜御所市〜」

 現在、東京・日本橋の奈良まほろば館 *1 では、「神々の降る里〜御所市〜」と題して、12月7日(木)まで、物産の販売と名所旧跡等のパネル展示を実施している。御所市は歴史が古く、古墳の遺跡や、由緒ある神社仏閣も多い。市内には高天原伝説もある。
 入口近くには、国内甘柿のルーツといわれる御所柿(ごしょがき)や地元特産の吉野本葛を使った製品もディスプレイされている。
 近隣には、他県のアンテナショップが並ぶ。買い比べをしてみるのも楽しい。
 東京近郊の方は、勤務終了後か、あるいは週末にでもぜひ。

*1 所在地:〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1丁目6−2日本橋室町162ビル
   電話:03-3516-3931
   営業時間:10時30分〜19時00分
posted by 林 秀一 at 17:24| 御所市 | 更新情報をチェックする

2017年11月08日

大阪でランチに凝る1日

 午後から大阪市内、N社、O社、K社等訪問。付近には、一度行ってみたかったカレーショップが2軒ある。ネットで、調理写真を見て、駅から遠い店の方を選択して訪ねてみたが閉まっている。定休日ではないはずなのにと不満に思いながら、少し離れた別の店へ。するとここも閉まっている。「本日、急用により、臨時休業いたします」と書いてある。がっかりするが、仕方がない。この店のすぐ近くに別のカレー店がある。ノーマークの店であるが、空腹の折、贅沢は言っていられない。カレーを食べる態勢にあった体をだまらせるには、カレーを食べるしかないのであった。
 東京には、人口の多さに比してカレー専門店が少ないように思う。ラーメン店や蕎麦屋が多い。とくに調査したわけではないので、そう感じない人もいるかもしれないが(自分の行動圏だけそうなのかな?) 自分は時々、少し辛いカレーが食べたくなるので、さびしいのである。昔暮らしていた札幌には、カレー店が多かった。よくスリランンカカレー風の店に行ったが、のちにスープカレーのジャンルが確立して、地元グルメとして人気が出るとは想像もしていなかった。大阪はカレー店が多く、ランチの際には重宝している。
 ランチの店を行きつ戻りつしているうちに、時間が過ぎ、N社訪問に遅れそうになり、あわてる。K社のラウンジには喫茶店があり、外は寒かったのだが、冷たいドリンクを選択。のどが渇いていたので、ごくごく飲みほして驚かれたかな。夜は商店街の中の立ち飲み屋へ入る。ここにはテレビがあり、皆それを見ながら飲むスタイル。
posted by 林 秀一 at 22:28| グルメ | 更新情報をチェックする

2017年11月06日

外国人に口コミで人気の観光地

 朝のNHKのニュース枠で、口コミで外国人の人気を集めている観光地を紹介していた。私もかつて、外国観光客の誘致キャンペーンを手掛けたことがある。重点地域を定めて、マーケティング戦略を練り上げたが、メディア費用がかさみがちである。マスメディアを使用したキャンペーンは、周知のうえでは効果があるが、費用対効果を考えなければならない。
 ネットが普及している環境下、SNS等の活用が可能である。ここでは、従来の口コミと違って、地理上の近接性にない対象、密接な対人関係を伴わない相手に対しても広がっていく可能性を持つ。ネットでは検索性を有するので、似たような興味関心を有する層が情報を探索して接触してくれる。情報の拡大に大きな可能性を有する。*1
 ただ、外国人といっても国によって、興味、嗜好は大きく異なる。日本の近代的な設備、技術に興味を持つ層がある一方、伝統的な家屋、風土、料理に関心を示す人々もいる。一番いいのは、観光されている方に実地で、インタビューやアンケートを実施できるといいが、それが難しい場合は、観光マーケティングの専門家などにヒアリングして、効果的なコンテンツを探っていくことが有効である。

*1 杉谷陽子「インターネットの口コミの有効性:製品の評価における非言語的手掛かりの効果」上智経済論集,54(1・2),47-58,2009-03がわかりやすく、実務家にも参考になる。
posted by 林 秀一 at 23:09| マーケティング | 更新情報をチェックする

2017年11月05日

会場のお寺を間違うまさかのミス

 明日から御所市勤務。昼少し前に京都着。少し早目に京都に来たのは、今回は、滞在期間が長いため(14日まで)、通勤やホテル滞在時に読む本を京都で探すという目的があったのである。
 
今日は、知恩寺境内で野外古本市が開催される。自分は初参加であるが、かなり規模が大きいらしい。駅からバスで向かうことにする。到着する直前、手帳で再度、目的地を確認。すると「知恩寺」と書いてある。知恩院と書き間違えたのか。でも知恩院は、以前も訪れたことがあり、名称を間違えたとは考えづらい。院と書くところを反射的に寺と書き間違えたのかな。いやな気がするが、バスはもう到着するところ。仮に間違えたとしても、似た名称なのだから、親戚みたいなもので、おそらく隣か、極めて近い位置にあるのではないかと勝手に推測して降りる。知恩院の敷地は広大。境内の売店の方に「古本市はどこでやっていますか?」と聞くと、「それ、知恩寺だと思いますよ。さっきも同じことを尋ねてきた人がいたから」と言う。やはり間違えていたのかと、少し動揺。
「知恩寺は近いですか?」
「歩いていくには、少し遠いかな。バスで行った方がいいですよ」
と言われ、さらにショック。
 だが、ここまで来て、「そう、では失礼」とUターンするのは、売店の方にも失礼な気がしたし、せっかくなので知恩院も見学させていただくかと考え直す。期間限定の施設見学もあり、大変充実したコースをたどり、かなり時間を消費する。

 バスで知恩寺へ向かう。到着が13時半。パンフレットに京都古書研究会40周年記念「第41回秋の古本まつり−古本供養と青空古本市−」の文字。大変歴史のある催事だ(と書いたが、古都京都においては41回で、歴史があると言うと怒られそうな気もする)17時までの開催ということで、時間はあると思ったが、かなり充実した古本市であり、後半はかなり駆け足で見ることになった。会場名が似ているからといって即断してはいけないな。厳しく確認するべきであった。

 ただ、14日までの滞在中に、読むべき本をストックできたのは良かった。
posted by 林 秀一 at 22:43| 読書 | 更新情報をチェックする

2017年10月25日

インバウンドの現状と課題

 朝、市長室で会議。インバウンドに関する話など。
 以前、インバウンドに関して、対外広報を担当したことがある。海外から日本への観光客数は600万人を超えたくらいのときで、目標の1000万にほど遠く、PR予算が低い中、いつこの目標数値を超えられるだろうか、と何度も不安になった。中華圏に人気のあるタレントSさんのCMの評判も良かったが、当時は国を挙げてインバウンドに取り組む韓国の1/9の予算しかなく、実施できる施策は限られていた。韓国の大統領は日本のテレビCMを使って、日本人に韓国観光を呼びかけていたが、日本では韓国でテレビCMを流す予算がなく、国際空港などで映像放映が可能か否か検討するなどの工夫をするしかなかった。メディアなどの周囲も結構冷たくて、隣国と陸続きのフランスやドイツが外国からの観光客が多いのは当たり前であり、島国の日本のランクが低いのは仕方がないという意見も多かった。しかし、インドネシアも島国であるし、韓国への観光客もほとんどが飛行機や船などで海を越えてくる方なので、日本とほとんど条件は変わらない。これらの国の後塵まで配するのは明らかに施策不足なのである。できない理由を挙げていけば、いくらでも出てくるものだ。
 東京オリンピック・パラリンピックの開催決定が追い風になっているのは間違いないが、以上のような経験をしているので、これだけ外国人観光客が増えていることには感慨がある。外国人だらけになっている観光地もあり、ホテルや交通機関の混雑に拍車がかかっているとの声もあるが、それだけ日本に魅力を感じてくれているのである。訪日外国人が2千万人を突破した現在、新たな課題が生じている。観光インフラの問題は急務を要する。看板が日本語のみである場合、彼らは認識できない。観光案内所などの外国語対応の態勢が不完全なところもある。IT機器などの活用策なども含め、至急の対応が求められている。訪日リピーターも増えており、よりゆっくりと日本を楽しんでもらえる工夫も必要。食事をしながら、現地の方と交流をしてもらえる食事処・喫茶店や、和風感覚を味わえる宿泊所も求められている。訪日される方の需要も踏まえながら、考えていきたい。
posted by 林 秀一 at 22:36| 観光論 | 更新情報をチェックする